3年目は予備のシェルで「2号」を作った。
硬さについては理想的な靴が出来たのだが、2度の骨折で曲がってる左脛にはカント調整だけではまだ不足な感じがして、
靴底をエスキモーで削ってから、持ち込んで良いかと岡澤に聞いたら
6月に靴底削りマシンを導入したので、BMZでも削れると、なんとタイムリーな喜ばしい答え。
1度削ったら、右足は、カント調整無しでOK! 左はカントを付けた、
初滑りで靴底を1度削った靴で滑ってみたら、バッチリ滑りやすい!
結果が、凄く良かったので、予備の靴も同じ仕様にと「1号」も削ったらコバに金具が必要になった。
余計な物は付けたくない、形ばかりで、ただのカッコ付けだろ?って思ってた。
ところが、コバの金具のおかげで、負荷のかかった時にエッジが逃げない! 確実にタイムロスを防げる
ビンディングとコバの間で、こんなにロスが生まれているとは、思っても見なかった。
結局、そのままシーズン終わりまで、「1号」で滑った。
当然「2号」にも金具を付けた。
力の逃げの少ない、過去最高の靴が出来た!